saqwertのブログ

気ままに生きています。

2.マウントは取りませんというマウント

 読書と映画鑑賞が趣味で、今日から『映画を早送りで観る人たち』を読み始めました。映画についての知識を深めたいと思っているので、これからは映画に関する本を読もうと思うのですが、いい中庸だと思います。本も読みたい映画も観たい、なら映画の本を読もう、そういうことです。映画を観る時間がないわけではないのですが、いつも目に留まるものに手を付け、まとまった時間をうまく取れないのです。でも、早送りで観ようとは思いません。

 映画を早送りで観ることについて僕は、好きにしたらいいんじゃない、と思います。でも、その影響で世に出る作品にも影響が出るのなら、少し考えようですね。

 

 なんで早送りするかについて、「コスパ」という言葉をよく目にしました。「コスパ」にならんで、よく目にするのが「タイパ」です。要は少ない労力で大きな成果を得ようとすることです。映画に置き換えると、短い時間で一本観たことと同じ結果を得ることです。現代人は時間がないと言われがちですが、スマホから目を離せば意外と暇です。時間の確保は比較的容易(人による)なのに、どうして時短するのでしょう。

 本書を通読したわけではないですが、いろいろな要因に触れとても面白く読むことができています。ひとつにマウントを取りたいからとかなんとか、それもLINEで常につながっていることで、マウント癖に恒常性がまとったとか。気になったら読んでみてください。

 

 僕は映画に限らず、何かを語りたいと思ったら、その対象をコンプリートしなければいけないという使命感に駆られます。ですが、その使命感とやらはどのモノやコトに対してもはたらくので、結局何も得られず、気がそれたらおしまいです。何かをやろうと思うことにはいっちょ前。

 

 マウントとる人苦手ですね。早送りで観る理由、マウントを取りたいから。こう読み取るとなんてしょぼいんだと笑えます。自分が観たいものを観て、観てないものは観てないではだめなのでしょうか。話題についていけず悩むのは小学生までだと思っていました。かくいう僕は、中学3年の時に皆に合わせるために、スマホをねだって買ってもらいました。話題についていきたかったのでしょう。確かに人より劣っていると思うことはあるでしょうが、人より優れていると思うと途端に成長が止まる気がします。マウントをとる人をみるとかわいそうに思いますが、これも「マウントをとることが残念なことに気が付いた」というマウントでないか気になるところではありますが、今日はこの辺でおしまい。2023年10月23日